今日もインド人風コスプレでブログを書くカレーパフォーマーの加藤です。
以前、ネット上で話題になった、安倍首相が召し上がったとされる3,500円のカツカレー。
2012年9月26日の自民党総裁選の勝利を祈願して召し上がったと言われています。
カレーパフォーマーとしては、食べに行かないわけにはいかない!
今年に入ってからも、民主党の代表選がきっかけで、再びネット上で話題になったことから、食べたい気持ちが燃え上がりました。
そこで、安倍首相が召し上がったとされる、ホテルニューオータニ「SATSUKI」のポークフィレカツカレーを食べに行ってきました。
ホテルニューオータニの格式の高さを痛感
SATSUKIは高級感あふれるカフェ&ダイニング
さて、やってきました。ホテルニューオータニ。
黒塗りの車が何台も出てきたり、お金持ちそうな方々もたくさんいて、かなりビビってしまいました。
カレーパフォーマー加藤は、高級店に来るようなキャラじゃないよぉ〜。ドレスコードにひっかかるんじゃなかろうか・・・。
ホテルニューオータニの正面玄関を入って右手側に進むと、「SATSUKI」の入り口があります。
いざ!入ってみましょう。ドキドキ。
……ふぅぅ。無事に入店できました。
周囲を見回すと、紳士淑女な方々や一流ビジネスマンもいますが、家族ずれも多く、他のお客さんも割とカジュアルな服装でした。
周囲から浮かなくて、一安心だわ(←ツッコミ待ち)。
制服を着た、かっこいいお兄さんがメニューを見せてくださったので、迷わず「ポークフィレカツカレーをください!」と注文。
「安倍首相も、このカツカレーを召し上がったんですよね!」と鼻息荒く質問すると、お兄さんは笑みを浮かべながら「安倍首相が召し上がったカツカレーは、下の階の宴会場で出たメニューなんですよ」と教えてくださいました。
まずやってきたのが、フレンチドレッシング(カツカレーのキャベツにかけると思われる)と、別皿に盛られた、福神漬けやらっきょう、たくあんなどの薬味たち。
ドレッシングと薬味の時点で、かなり高級感ただよってるんですけどー。
こんなにオシャレに提供されたことがないので、ホテルニューオータニの格の違いをヒシヒシと感じます。
続いて来たのが、綺麗に磨かれたシルバーとナプキン。
スプーンだけかと思いきや、フォークやナイフも出てくるとは。
さすが、ホテルニューオータニ。シルバーからして、格が違います。
SATSUKIのポークフィレカツカレー
カレーは野菜などの濃厚な甘みやコクとスパイスの辛さが絶妙
さぁ!いよいよポークフィレカツカレーがやってきました。
ポットにカレーが入った、欧風スタイルでの提供です。
カレーは、煮込まれた野菜などの濃厚な甘みとコク、後からくるスパイスの辛さが絶妙なバランス。
ポットの中には、1/4にカットされたマッシュルームがゴロゴロ入っています。
欧風カレー独特の、胃がもたれる感も、まったくありません。
美味しすぎてあっという間に食べきりました。
ポークフィレカツは肉厚で柔らか
みてください!このポークフィレカツの肉厚っぷり。
こんなに厚いフィレカツは、生まれて初めてみました。
東京のカツカレー有名店にもこの厚さを超えるカツカレーはないんじゃないかな。
とっても柔らかくて、6切れをあっという間に食べきってしまいました。
衣もサクサクだし、油分があっさりしていて、胃がまったくもたれません。
SATSUKIのポークフィレカツカレーは3500円分の価値ある美味しさ
お会計するとサービス料込みで3,564円でした。
東京でカツカレーが有名なお店では、価格は高くても1,500円(後述する、銀座スイスなど)程度なので、3,500円はその2倍強の価格です。
カツカレーにしては価格が高いと感じるかもですが、その分大変な手間ひまがかけられていて、それだけの価値があると実際に食べたからこそ感じました。
カツカレーの発祥は1947年
銀座スイスで生まれた説が濃厚
カツカレーの発祥は諸説あり、元横浜市長の平沼 亮三 氏が発祥説や、浅草の洋食屋台「河金」で1918年(大正7年)に提供されていた、どんぶり状態のカツカレー(名前は河金丼)説などがあります。
そんな中で、カツカレーの発祥として広く世間に知られているのが、元プロ野球選手 千葉 茂 氏のリクエストで1947(昭和22)年に誕生した、銀座スイスのカツカレーです。
以前ご紹介した金沢カレーも、カツカレーのスタイルでしたね。
金沢カレー頂上決戦!カレーのチャンピオンとゴーゴーカレーを食べ比べてみた - カレーパフォーマー加藤のスパイスカレー探訪記
カツカレーは、奥が深い!もっと調べて、極めようと感じます。
今年は畜産農家さんと仲良くなって、究極の豚肉を使ったカツカレーを作るぞー!
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