今日もインド人風コスプレでブログを書くカレーパフォーマーの加藤です。
私が住む千葉県は、朝晩がすっかり肌寒くなりました。
つい先月まで、朝ごはんを食べるときは、カレーと一緒にアイスティーを注文していましたが、いまではホットティーを飲んでいます。
そんな寒い日に飲みたくなる、体が芯から温まるスパイス入りチャイの作り方をご紹介します。
そもそもチャイって何?
インドなどの南アジアから、トルコなどの中央アジア、ケニアなどの一部のアフリカにかけて飲まれる飲み物です。
簡単に言うなら紅茶を煮出して作る甘いミルクティーのことをチャイといいます。
チャイとミルクティーが違う点は、チャイでは輸出できないグレードの低い茶葉が使われる点や、お湯で茶葉を煮出す点、砂糖を入れてすごく甘くして飲む点などです。
なお、チャイに適している茶葉はアッサム、イラム、ウヴァ、ディンブラ、ケニアなどです。煮出すときは軟水を使うのがオススメですよ。
インドの露店では素焼きの器に入れて1杯10~20円ほどで売られています。飲み終わった素焼きの器は地面に叩きつけて割ります。
チャイとマサラチャイの違いはスパイス
先ほど「紅茶を煮だして作る甘いミルクティー」をチャイだと説明しましたが、そこにスパイスを加えるとマサラチャイになります。
マサラチャイに使うスパイスはシナモンやクローブ、ジンジャーやカルダモンなどが一般的です。香りがよくなるのでパウダースパイスではなくホールスパイスを使いましょう。
ちなみにインドでチャイを飲んだ方いわく、スパイスがほんのり効いている程度だそうなので、自分で作るときに入れ過ぎると本場っぽさがなくなっちゃうので注意です。
インドで修行したカレー屋店主の本格チャイレシピ&作り方
東京参宮橋で19年以上続くインドカレー屋さんSpicy cafe RAJAで10月に開催された「RAJAのチャイ教室」で店主に教わった、美味しいチャイの作り方をご紹介します。
僕も自宅で試してみたら、とても簡単だけど美味しく作れて感動しました!
Spicy cafe RAJAは、インドで修行されたご主人が作る本格インドカリーが楽しめる、カレーパフォーマーイチオシのお店です。
材料
8~10人分
水:250cc
牛乳:1000cc
茶葉:36g
カルダモン:6個
砂糖(三温糖など白くないモノ):60g
作り方
1.鍋に茶葉と水とカルダモンを入れて弱火にかける。
2.沸騰したら焦がさないように1~2分程度煮出す。
3.牛乳を入れたら少し火力を上げて、優しくかき混ぜながら沸騰させる。
4.砂糖を入れ、鍋から噴きこぼれる直前で火を止める。
5.1分間落ち着かせる。
6.ひと混ぜして、目の細かい茶漉しでポットやグラスに注いで出来上がり。
初心者はチャイセットを購入して作ると楽
チャイを作るためにわざわざ紅茶の茶葉とそれぞれのスパイスを購入するのは面倒ですよね。
インド食材店などでスパイスを購入すると使い切れずに余りがちですし、聞きなじみのないスパイスを覚えるのは初心者にはハードルが高いと思います。
そんなときはチャイを作るために必要な紅茶の茶葉とスパイスが一緒になったチャイセットを使って作るのがおすすめです。
大津屋のはレシピと作り方が文章と写真で丁寧に解説されているので、はじめてでも安心です。
冷たいチャイが飲みたいときは
先ほどご紹介した方法でチャイを作ったら、チャイを冷ましたのちグラスに氷を入れてそそぐと冷たいアイスチャイになります。
夏にチャイが飲みたくなったときはぜひお試しください。