今日もインド人風コスプレでブログを書くカレーパフォーマー加藤です。
マジでさ、ご飯とか調べてもRettyとか食べログとか最近信頼できなくない?
— 高澤けーすけ@webledge (@saradaregend) 2019年5月19日
「お好み焼き」で調べてRetty出てきて、中のリストがラーメンだったりするんですよ?
なんかもう個人的にオススメの店を紹介し合うクローズドコミュニティみたいなのあった方がいい気がするわマジで。。
このツイートで挙げられた食べログはレビュアーが高評価をした飲食店から過剰接待を受けたとされる事件が週刊誌に掲載されたりお店にとって都合の悪いクチコミを運営が非公開にした事例もあり、そこに掲載されている評価やクチコミの信頼性を疑う声がネットを中心にあがっています。
飲食店のクチコミサイトはそのビジネスモデルを鑑みると、利用者の生の声の集合体ではなくお金を支払ってくれるお店のPRツールになっており、私たちがほしい情報が得られる可能性は低いと言わざるを得ません。
そこで今回は、クチコミサイトの評価やランキング、クチコミが信頼できない人のために、信頼性の高い情報源を6つご紹介します。
Instagramのハッシュタグ検索
最近の10代はSNS、特にInstagram(インスタグラム)でお店を検索します。
美味しいカレー屋を探すとき、私たちはGoogleで「渋谷 カレー おすすめ」などと検索することが多いでしょう。
しかし、Googleの検索結果として上位表示されるのは広告やSEOに強いお店・グルメサイトのページ。売りたい側都合の情報がほとんどだし嘘くさい。
私たちが知りたいのは、そのお店を利用した人の本音や店内・料理の実物なのに、そこにたどり着くことが難しいのが現状です。
そのためInstagram(インスタグラム)を検索ツールとして活用する人が増えました。
Instagram(インスタグラム)ではGoogleやYahooで調べるときに使う「検索ワード」ではなく「ハッシュタグ」でお店を探します。
ハッシュタグ検索のコツ
都道府県名、駅名、地域名など
東京、渋谷など検索したい都道府県名や駅名、地域名などで検索します。
その後ろに「ランチ」「グルメ」「ディナー」をつけると美味しそうな料理たちに出会える確率がアップします。
例:「#東京ランチ」「#渋谷グルメ」「#名古屋ディナー」
料理名
あなたが食べたい料理名をそのまま検索します。
例:「#インドカレー」「#スパイスカレー」
その他
料理名の後ろに"屋"や"スタグラム"つけるとよさげなお店が見つかります。
例:「#カレー屋」「#カレースタグラム」
また、Instagramはハッシュタグがコミュニティとして機能しており、コメント欄での交流が生まれています。
具体的には「#○○部」といった部活動やその地域支部形式のもの、「#○○好きな人と繋がりたい」といった同好の士とのコミュニケーションを求めるものなどがあります。
例:「#カレー部」「#カレー部福岡」「#カレー好きな人と繋がりたい」
検索時の注意
ただし、写真に関係ないハッシュタグをやたらとつける人もいて、検索結果にノイズが混じる場合もあります。
カレーパフォーマー加藤の実例で言うと「#インドカレー」で検索したら横浜のスープカレー屋が出てきたり、「#渋谷ランチ」で検索したら西荻窪のカレー屋が出てきたりしました。
さと2さんをフォローしよう
美味しいカレー店が知りたいならさと2さんをフォローして投稿をチェックしましょう。
彼女はフォロワーが12万人強(2019年8月9日現在)いるカレーインスタグラマーです。
管理栄養士の資格を持つSEという異色の経歴で、週10店ペースでカレーを食べ歩き、Instagramに投稿し、毎月7~8万円をカレーに費やしているとのこと。
訪問したお店は1200店以上。企業から商品紹介を依頼されても断っているそうです。
Googleマップのクチコミ
Googleマップのクチコミは2つの理由から信頼性が高いと利用者に判断されています。
- 宣伝、ステマ、サクラが禁止されている
- お店に批判的なクチコミも掲載されている
これもInstagaram(インスタグラム)でハッシュタグ検索する理由と似ていて、クチコミサイトは運営が情報操作(お店に都合が悪い情報を削除)している疑いがあるがGoogleマップのクチコミには信ぴょう性があると利用者が感じているのが信頼される理由です。
それではGoogleマップのクチコミを実際に検索してみましょう。
まずはGoogleでカレー屋の店名(例:エリックサウス)を入力します。
すると検索結果が表示されました。
検索結果の画面右側にお店の基本情報(店名、営業日・時間、住所、電話番号など)・写真・地図が表示されます。
Googleのクチコミ(オレンジの枠で囲っている箇所)をクリックしましょう。
お店の評価とクチコミが表示されました。
別の人のクチコミが見たいときは画面をスクロールしましょう。
クチコミは「関連度順」「新規順」「評価の高い順」「評価の低い順」で並び替えができます。
カレーマニアのコミュニティ
カレーマニアたちが自ら訪問した店舗の感想やカレーの写真を投稿しあうfacebookグループがあります。
カレー好きばかり集まっているのでメンバー1人1人の情報感度が高く、紹介される店舗はセンスがよいものばかり。
自分の足で訪問し、店内に滞在して接客を体験し、自分の舌で味を確かめた一次情報をメンバーが共有しあっています。
その中でも投稿が活発で情報を丁寧に共有してくださるメンバーが多めなfacebookグループをご紹介しましょう。
カレーブロガーのおすすめ
カレー細胞さん
カレーに対する情熱や造詣の深さ、人脈、情報収集力が間違いなく日本で5本の指に入るカレー細胞さん。
あらゆるジャンルのカレーに精通し、食べ歩いた全国の店舗(累計3000軒以上)をブログで紹介しています。
TAKさん
カレーブログかれおた☆-curry maniacx-管理人。
大阪を中心とした関西圏のカレー事情やおすすめ店舗を知りたいならTAKさんのブログを読むといいでしょう。
スパイシー丸山さん
カレー研究家であり、あらゆるジャンルのカレーに精通しています。
関東・関西などのおすすめ店舗にも詳しいですが、作る腕前もプロフェッショナル。
表彰された店舗
ジャパニーズカレーアワード
ジャパニーズカレーアワード(Japanese Curry Awards)はカレー愛好家たちが「日本のカレー文化に貢献する」と思うお店を選出し、その中から12店舗を表彰する活動です。
東京・埼玉・石川・大阪・神戸・大分など全国の店舗がノミネートされ、メインアワード10店舗・新人賞1店舗・名誉賞1店舗を選出。
各賞の受賞店舗はインドカレー・タイカレー・大阪スパイスカレー・欧風カレー・ネパールカレー・カレーライス・スープカレーなど多種多様なラインナップです。
地元の人に聞く
その地域に住んでいる人や働いている人におすすめのお店を教えてもらいましょう。
お店のウェブサイトもないしクチコミサイトの情報も少ないけれど、ランチタイムにはいつも地元の人たちが並んでいる人気店や料理が美味しくてコスパがよい隠れ家的名店が見つかったりします。
まとめ
企業が運営するサイトのランキングやクチコミに信頼性を感じる人たちは少なくなっており、「食べログ、Retty、ぐるなびで検索するのは昭和生まれのおっさんがやること」じゃないかと個人的に感じます。
インフルエンサーの言うことだから正しいというわけでもありません。
ソーシャル世代の若者はGoogleマップやInstagram(インスタグラム)を活用してお店を探すようになり、クチコミサイト離れが起きつつあります。
令和は顔が見える個人の加工されていない体験談(文字・画像)こそが信頼できる時代になっていくのではないでしょうか。